水虫 菌 検査

顕微鏡による水虫菌検査について

スポンサーリンク

日中、足がむず痒く水虫にかかったかな?と思い、市販薬の水虫を毎日塗っているけど全然回復しないという方もいらっしゃるかもしれませんが、実は水虫だと思ったのが単なる湿疹だったとか、皮がめくれていたので水虫だと思い水虫薬を塗ってかぶれて痒くなったということも、少なからずあります。
痒みや水ぶくれ、あるいは皮が剥けているから水虫だろうという判断はイコールではありません。
逆に、全く自覚症状がないのに水虫にかかっているということもあります。
水虫にかかっているかどうかの判断には、顕微鏡による検査はかかせません。

スポンサーリンク

水虫菌の原因菌である白癬菌の大きさは、およそ5μm(マイクロメートル)と言われています。
マイクロメートルと言われて、あまりピンとこない方もいらっしゃると思いますが、5μmというのは一般的な髪の毛の太さの20分の1と言われております。
皮膚科の先生が白癬菌の有無を判断する方法として、患者さんの患部から皮膚の破片や爪の欠片を少し削ってアルカリで溶かして、顕微鏡で確認します。
大体、100倍ほどの倍率で観察することが出来ます。
この検査で白癬菌が発見されれば、水虫菌に犯されていると判断できます。
顕微鏡検査(真菌鏡検)をせずに水虫の飲み薬を投与されて全然治らないという患者さんで、顕微鏡検査をすると、白癬菌がいなかったという事例もあるようです。
爪水虫で処方される飲み薬などは、肝機能障害などのチェックのために採血も必要になってくるので、必ず顕微鏡で確認してもらってから治療を始めるようにしてもらってください。

スポンサーリンク